なぜ産後の骨盤矯正は必要なのか…
その続きを書いていきたいと思います!
前回はホルモンのお話が主でしたが
今回は筋肉について触れていきます。
妊娠後期になってくると
だいぶお腹も大きくなってきますが
その時体の中ではお腹周りや奥にあるインナーマッスルが
かなり引き延ばされた状態になっています。
それが何週間も続いているわけですから
もちろん、筋肉たちはとても疲れがたまっていきます。
その後出産し体はホルモンの働きにより
少しづつ元に戻っていきますが
それだけではすべてが元には戻らないこともあります。
また、以前聞かれたことがあることなのですが
帝王切開の場合赤ちゃんは産道を通ってないから
しなくてもいいんじゃないの?と。
結論から言うと
逆に帝王切開をした方のほうがしたほうがいい場合もあります!
その理由が
赤ちゃんが産道を通らずとも
お腹が膨らんで筋肉が引き延ばされたり、ホルモンによって
骨盤の靱帯がゆるみ、歪みやすくなっていることに変わりはないということ。
そして、帝王切開のときにお腹やインナーマッスルを切るため
術後その切開痕が痛み真っ直ぐではいられないため
そこからさらに体を支えるためのインナーマッスルが弱り
余計に姿勢が悪くなってしまうからです。
ポイントとして今回覚えておいてほしいことは
・妊娠中は筋肉が引き延ばされ出産後も疲労しているため
支える力がかなり弱まっていること
・帝王切開の方でも出産の直前までは普通分娩の方と
状態は変わらないためむしろ骨盤矯正をしたほうがいいこと
いろいろと書きましたが
おおまかにこの2つのことを覚えておいてもらえたらと思います。
次回はおまけとして
産後の骨盤矯正の適切な時期を
解説しておこうと思います!